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早期発見、治療、予防 脳卒中について

脳卒中の種類

脳梗塞

1)脳梗塞とは

  • 脳の動脈が、狭窄(狭くなること)したり、閉塞(つまること)したりすると、その先に血液が流れなくなります。酸素やブドウ糖などの栄養が供給されなくなるため、脳細胞が障害されます。これが脳梗塞です。
  • 脳梗塞は、脳卒中死亡の60.3%(平成20年人口動態統計)を占めています。

2)脳梗塞の症状

  • 意識障害
  • 運動障害・・・半身の手足に力が入らない、足がもつれて歩けない
  • 運動失調・・・麻痺がないのに、目的に沿った動作を円滑にできず、ぎこちない
  • 感覚障害・・・半身のしびれ、異常感覚、感覚鈍麻
  • 言語障害・・・話したいのに言葉が出ない、人の言うことが理解できない
  • 構音障害・・・呂律が回らない
  • 嚥下障害・・・食べ物が飲み込みにくい、飲み込むとむせる
  • 視野障害・・・視界の一部が見えない
  • 視力障害・・・突然に片側の目の前が真っ暗になる(一過性黒内障)
  • 複視・・・物が二重に見える
  • めまい
  • 頭痛
  • 一過性脳虚血発作(transient ischemic attack;TIA)

上記の症状が、一時的に出現して消失することがあります。これを、一過性脳虚血発作(TIA)と呼んでいます。
TIAの症状は、2~15分ぐらいで消失します。
原因は、動脈硬化性病変からはがれた血栓や心臓から流れてきた血栓が、脳動脈を一時的に閉塞して再開通することや、血圧低下によって、狭くなった動脈より末梢の血流が一時的に低下するためと考えられています。
TIAが起こると、その後に脳梗塞を発症する可能性が高いので、“脳梗塞の前駆症状”として、速やかに診断し、適切に治療することが重要です。


3)脳梗塞の種類

脳梗塞には、心原性脳塞栓症、アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞の3つのタイプがあります。

(1) 心原性脳塞栓症(脳梗塞の約30%)

  • 心房細動、心筋梗塞、心臓弁膜症、心内膜炎などの心臓の病気が原因となります。
  • 原因として最も多いのは、心房細動という不整脈です。
  • 心房細動は、心原性脳塞栓症の原因の約3分の2を占めています。
  • 心房細動が持続すると、心臓(左心房)の中に血流のよどみが生じ、血栓(血液の塊)ができやすくなります。この血栓が、血流に乗って流れていき、脳動脈につまって脳梗塞が起こります。

(2)アテローム血栓性脳梗塞(脳梗塞の約30%)

  • 脳動脈や頸動脈に生じた動脈硬化性病変に血栓ができて閉塞したり、血栓の一部が血流に乗って流れていき、末梢の動脈を閉塞したりして起こる脳梗塞です。
  • 脱水症で、血圧低下や血液粘度の上昇のために、狭くなっている動脈より末梢の血流が低下して起こる脳梗塞もあります。
  • 食生活の欧米化に伴って、アテローム血栓性脳梗塞は増加傾向にあります。
  • 糖尿病や脂質異常症が主な原因です。

(3)ラクナ梗塞(脳梗塞の約30%)

  • ラクナとは、ラテン語で“小さな穴”という意味です。
  • 脳深部の穿通枝動脈(直径0.2~0.3mmの細い動脈)が閉塞することによって起こる直径15mm以下の小さな梗塞です。
  • 高血圧、糖尿病、脂質異常症などが原因です。
  • ラクナ梗塞は、起こる部位によっては無症状です。無症候性脳梗塞のほとんどが、脳深部のラクナ梗塞です。
  • 無症候性脳梗塞は、加齢によって増加します。50歳代では10%、60歳代では15~20%、70歳代では30%以上、80歳代では半数以上に認められます。
  • 無症候性脳梗塞は、高血圧があると発生率や梗塞の数が増加することがわかっています。
  • 無症候性脳梗塞がある人は、症候性脳梗塞(症状のある脳梗塞)を発症しやすいことがわかっています。このため、無症候性脳梗塞は、脳卒中の危険因子と考えられています。
  • 無症候性脳梗塞は、認知機能低下の危険因子でもあります。

脳出血

1)脳出血とは

  • 脳出血は、脳の細い動脈が破れて、脳の内部に出血してしまう病気です。動脈からあふれた血液が血腫(血液の塊)となり、また、脳浮腫(脳のむくみ)が生じて、脳を圧迫してダメージを与えます。
  • 主な原因は、高血圧、細動脈硬化です。動脈炎、出血傾向、頭部外傷、脳腫瘍などが原因のこともあります。
  • 脳卒中死亡の26.7%(平成20年人口動態統計)を占めます。
  • 降圧薬による高血圧治療が普及したため、脳出血は減少傾向にあります。

2)脳出血の症状

  • 頭痛
  • 吐き気、嘔吐
  • 意識障害
  • 運動障害・・・半身の手足に力が入らない、足がもつれて歩けない
  • 感覚障害・・・半身のしびれ、異常感覚、感覚鈍麻

くも膜下出血

1)くも膜下出血とは

  • 脳は、3層の膜(軟膜、くも膜、硬膜)に覆われています。
    くも膜下出血は、くも膜下腔(くも膜と軟膜のあいだのスペース)にある動脈の分岐部に、動脈瘤という“コブ”ができ、それが破れて出血することによって起こります。
    くも膜下腔に広がった血液によって、脳全体が圧迫されます。
  • 脳動脈瘤ができる原因はよくわかってはいませんが、その多くは先天性で、高血圧によって大きくなると考えられています。
  • 喫煙者では、くも膜下出血のリスクが高くなります。喫煙者は、コラーゲンという血管を丈夫にする線維性蛋白の生成が悪いことがわかっています。この影響で、動脈瘤ができやすいと考えられています。
  • 動静脈奇形の破裂、動脈解離、頭部外傷が原因の場合もあります。
  • 発症すると死亡率が高い病気ですが、動脈瘤の早期発見、治療によって予防できます。
  • 脳卒中死亡の11.2%(平成20年人口動態統計)を占めています。

2)くも膜下出血の症状

  • くも膜下出血では、“今までに経験したことがない激しい頭痛”が“突然”起こります。
  • 吐き気、嘔吐を伴います。
  • 重症の場合には、けいれん、意識障害、呼吸障害が起きます。
2009.9.16更新

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