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早期発見、治療、予防 脳卒中について

脳卒中の診断に必要な検査

1)頭部CT(computed tomography;CT)

  • X線を当てて、コンピュータで頭部の断面画像を作成します。
  • 脳の出血や梗塞を検出できます。発症直後の脳出血の検出に優れています。
  • 骨の影響を受けるので、後頭蓋窩にある脳梗塞の検出感度は、MRIに劣ります。
  • 小さな脳梗塞の検出感度は、MRIに劣ります。

2)頭部MRI(magnetic resonance imaging;MRI)

  • 磁気を当てて、コンピュータで頭部の断面画像を作成します。
  • CTでは検出できないような小さい脳梗塞、超急性期の脳梗塞、脳出血を検出できます。
  • ラクナ梗塞のほとんどが検出できます。
  • 拡散強調画像(diffusion-weighted imaging;DWI)では、発症1時間以内の超急性期脳梗塞も診断できます。
  • 一過性脳虚血発作(TIA)の患者さんに、拡散強調画像(DWI)を施行すると、責任病変が検出されることがあります。しかし、血流が早期に改善すれば、この病変は消失します。
  • T2★強調画像は、微小出血を検出することができます。
  • 微小出血は、脳出血の危険因子です。

3)頭部MRA(magnetic resonance angiography;MRA)

  • 磁気を当てて、脳の血管を撮影する検査です。
  • MRAにより、未破裂脳動脈瘤、頭頸部の主幹動脈の閉塞・狭窄性病変を検出できます。

4)頸動脈超音波検査

  • “全身の比較的太い動脈の代表”として、動脈硬化の進行度を評価できます。
    動脈硬化性病変の早期発見に役立ちます。
    ちなみに、眼底検査は、細小動脈の硬化を評価するものです。
  • 頸動脈の動脈硬化性病変、閉塞・狭窄性病変を検出できます。
  • 頸動脈の動脈硬化は、高血圧、糖尿尿、脂質異常症、喫煙などの影響を受けて進行します。
  • わが国では、食生活の欧米化に伴って、糖尿病や脂質異常症が増加傾向にあり、動脈硬化による頸動脈や脳動脈の閉塞・狭窄性病変が増えています。
  • 頸動脈の動脈硬化があると、脳卒中、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)のリスクが高くなります。

5)心電図

  • 脳卒中の原因となる心房細動、心筋梗塞、洞不全症候群などの心疾患をチェックするために、安静時標準12誘導心電図を行います。

6)ホルター心電図

  • 安静時標準12誘導心電図が洞調律であっても、発作性心房細動(一時的に心房細動になる)の存在が疑われる場合は、ホルター心電図で、24時間心電図記録を行います。

7)心臓超音波検査

  • 心原性脳塞栓症の原因となる心臓(左心房)の中の血栓、心臓弁膜症などを検出できます。

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