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文京区乳癌検診指定
当院は胃腸科と外科を標榜していますが、実は2005年からマンモグラフィ検査とエコー検査および乳腺専門医による乳腺外来を実施しています。土曜日午後の乳腺外来は日本乳癌学会乳腺専門医(甲斐崎、武藤)が担当しています。マンモグラフィを撮影し、乳腺エコーは専門医自ら行いますので、結果はその場で詳しく解説します。心配しながら検診結果報告書が届くのを待つ必要はありません。症状があって不安な方は検診やドックではなく、土曜日午後の乳腺外来をお勧めします。
以下に外来でよく聞かれる質問をQ&Aでまとめてみました。 随時更新しますの時々訪問してくださいね。
マンモグラフィ検診で要精密検査と判定されました。心配です。 |
マンモグラフィ検診では受診者1000人のう50~100人が要精密検査と判定されます。このうち最終的に乳癌と診断されるのは約5人です。大部分の方は乳癌ではありませんので、過度に緊張せず精密検査を受けましょう。精密検査は超音波検査(エコー検査)を行います。 |
何歳から乳がん検診を受け始めるのがよいでしょうか? |
乳がん検診は乳がんを見つけるための検査です。したがって乳がんにかかりやすい年代になったら受けはじめます。30歳までは乳がんになる方はほとんどいませんので検診は必要はありません。マンモグラフィは放射線被曝しますので、もし30歳以下で検診を受けたい方はエコー検査が良いでしょう。40歳を過ぎると急激に乳がん罹患率が増えますので、自治体のマンモグラフィ検診は40歳から2年ごとに少ない自己負担で受けることができます。 |
どのような人が乳がんになりやすいでしょうか? |
授乳経験のない方、出産歴のない方、乳がんの血縁者がいる方が特に乳がんになりやすいです。 |
マンモグラフィとエコー検査のどちらを受ければよいのでしょうか? |
乳がんの所見として重要なものに「石灰化」と「腫瘤(しこり)」があります。石灰化はマンモグラフィの方がよく見えます。腫瘤はエコー検査の方が良く見えます。がんを見逃さないためには両方を受けることが望ましいです。双方とも欠点がありますので片方の検査だけを受け続けることはお勧めしません。1年ごとに交互に受けるのがコストパフォーマンスがよいと思います。 |
マンモグラフィ検査で高濃度乳腺といわれました。何に気をつけたら良いでしょう。 |
マンモグラフィで白く見える部分が多い場合に高濃度乳腺といわれます。脂肪組織(黒く写る)と乳腺組織(白く写る)の割合によってそのように見えます。腫瘤はマンモグラフィで白く丸く写りますので、高濃度乳腺では小さな腫瘤が見えにくくなります。高濃度乳腺といわれたら、可能ならエコー検査も併用するのが良いでしょう。「あなたは高濃度乳腺だから始めからエコーだけやっていればいいよ」というのはもっともらしいウソですのでご注意ください。マンモグラフィは石灰化を見つけるために重要な検査です。 |
私の血縁に乳がんの人はいません。乳がん検診を受ける必要はありますか? |
乳がん患者さんの約8割は血縁の方に乳がん患者はいません。身内に乳がんの方がいなくても検診を受けることをお勧めします。 |
乳がんになりやすい年齢はありますか? |
日本人女性は40歳から70歳までの30年間が乳がん好発年齢とされてきましたが、最近では70歳以上の方の乳がんも増加してきています。元気な方は何歳になっても検診を受けるのがよいかもしれません。 |
乳腺専門外来 | 乳がんその他あらゆる乳腺疾患 |
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マンモグラフィ | 乳房超音波検査 |
文京区乳がん検診や人間ドックの乳がん検診は平日毎日受診できます。結果判定は乳癌学会認定乳腺専門医が土曜日に行いますので結果の報告は後日郵送になります。土曜日午後の乳腺外来は専門医が担当していますので、マンモグラフィ、専門医による超音波検査、結果説明、今後の指導を1回の受診ですますことができます。さらに詳細な検査(組織検査)が必要な方はご希望の乳癌学会認定施設に紹介しています。